1Eは、エンドユーザコンピューティングおよびサービスデスクチーム向けの自律型デジタル従業員体験(DEX)プラットフォームです。デバイスドリフト、デジタルフリクション、ユーザの不満を予測・解消することで、コンプライアンスの最大化、コスト削減、そしてユーザ一人ひとりに最適化されたデジタル体験の提供を支援します。42か国・500以上の組織が、より優れたDEXの実現のために1Eを信頼しています。1E Platformは、リアルタイムでの診断、修復、自動化を提供し、業務に支障が出る前に問題を未然に解決します。
1EのIT部門は当初、Windowsデバイス管理のために従来型のUEMソリューションを採用していました。また、Appleデバイスの管理にも同ソリューションの活用を検討していましたが、macOSデバイスの管理において以下のような制約に直面しました。
Mac管理におけるパフォーマンスの低さと操作の煩雑さ: 従来型UEMは動作が遅く、Macの管理において扱いにくいものでした。
ゼロタッチオンボーディングの不十分さ: Macを利用する新入社員向けのゼロタッチ導入プロセスが十分に機能していませんでした。
柔軟性の不足: チームが求める運用の柔軟性を満たしていませんでした。
専門知識への依存: 運用には高度で特定の専門知識が必要でした。
これらの課題を受けて、ITチームはmacOSデバイス管理を専用のApple MDMソリューションへ切り替えることを決定しました。
ソリューション
当初、少数のmacOSデバイスのみを管理していたIT管理チームは、従来型のApple MDMソリューションを利用していました。しかし、その複雑さにより、専任のリソースや専門知識が必要となる課題に直面しました。
これに対し、Iruは習得が容易で、特定ソリューションに依存した専門知識をそれほど必要としませんでした。Iruを導入することで、既存のIT管理チームメンバーが追加の人員を必要とすることなく、Appleデバイスを効果的に管理できるようになりました。
1EのITチームは、Appleデバイス管理においてIruが従来型UEMより優れている理由として、以下の4点を挙げています。
ゼロタッチオンボーディングの大幅な改善: 従来のUEMでは、新入社員向けのゼロタッチ導入は実質的に実現できていませんでした。
Iruでは、Liftoffにより最適なオンボーディング体験を提供します。新しいMacは開封後すぐに、必要なアプリ、設定、セキュリティが整った状態へ自動的に構成されます。初回起動時には進行状況が可視化され、ユーザはいつ業務を開始できるかを把握できる一方で、管理者側の作業は最大限自動化されます。
OSおよびアプリのアップデート管理の容易化: 従来のUEMはパッケージ配布に制約があり、Appleアプリの配布時には複雑で手動の対応が必要でした。また、アップデートの所要時間も不明確で、8時間以上かかることもありました。さらに、レポート機能がないため、インストールの成功可否や異常の検知ができませんでした。
Iruでは、Auto Apps機能によりパッチ管理が簡素化され、進行状況の可視化も可能です。アプリのパッケージングやホスティングはIruが担い、IT担当者の作業は最小限に抑えられます。Blueprintで対象のAuto Apps Library Itemを選択するだけで、自動的に最新状態が維持されます。
迅速なカスタマーサポート: 従来のUEMでは、サポートを受けるために上位契約が必要であり、問い合わせ後も対応までに時間を要していました。短時間で専門家にアクセスすることは困難でした。
Iruでは、追加費用なしで24時間×週5日のサポートが提供され、専用チャットを通じて数分以内に専門スタッフへアクセスできます。これにより、迅速な問題解決が可能になります。
新規ITメンバーの早期立ち上がり: 従来のUEMでは、専門知識を持つ人材の採用が必要であり、さらに高度なトレーニングと初期段階での綿密な指導が不可欠でした。
一方、Iruでは特別な専門知識がなくても利用可能であり、新任のIT管理者でも短時間(1〜2時間程度)のトレーニングで業務に対応できるようになります。
macOS向けにIruを導入し、Windows向けには従来のUEMを併用する構成でも、IT管理チームに大きな追加負担は発生しませんでした。もともと従来のUEMでAppleとWindowsを管理する際には、ファイル形式やパッケージング、展開手順がそれぞれ異なっており、Iruを導入しても新たな運用負荷はほとんど増えませんでした。
Appleデバイス管理にはIruを、Windows・Android・Linuxデバイスには従来のUEMを使い分けることで、ITチームはエンドユーザの生産性、IT業務の効率性、そして運用のスケーラビリティを大きく向上させることができました。これにより、IT人員を増やすことなく、増加するAppleデバイスユーザへの対応が可能となりました。
Appleデバイス管理を従来のUEMからIruへ移行したことは、運用の効率化とリソース配分の最適化という明確な成果をもたらし、有効な投資判断であったと評価されています。