ILIVは英国を拠点とするインテリアテキスタイルメーカーで、インテリアデザイナーやカーテンメーカーから大手ホスピタリティブランドまで、個人・法人の両方の顧客にサービスを提供しています。同社のデザイン業務においてAppleデバイスは重要な役割を担っていましたが、長年にわたりこれらのデバイスは一元的に管理されていませんでした。
Iru導入前は、Macデバイスは管理プラットフォームに登録されておらず、パスワードはエンドユーザ任せの状態でした。ソフトウェアのインストールやアップデートも、デザイナー自身に対応してもらうか、ITがリモートでアクセスして変更を行う必要がありました。既存のiMacも手動でセットアップされており、一貫性や可視性はほとんどありませんでした。
こうした運用は、新しいMacBook Proの入荷を前に大きな課題となりました。デバイス管理の仕組みがない中で、ITチームは新しいデバイスを迅速に準備し、初日からセキュアに構成する方法を必要としていました。
小規模なITチームにとって、従来の運用はスケーラブルではありませんでした。
信頼性が高く、使いやすいものが必要でした。初期設定の手間が少なく、すぐに使えるものが理想でした。
Will Bolton
シニアITテクニシャン
タイミング的にもプレッシャーがありました。新しいデバイスが数日以内に到着する予定であり、選定するソリューションは迅速に導入でき、かつ容易に運用できる必要がありました。
複数のエンドポイント管理ソリューションを比較検討した結果、チームは日常運用のシンプルさと使いやすさからIruを選定しました。初回のコンタクトから、完全に構成された環境の構築までをわずか半日で完了。翌週月曜日に新しいMacデバイスが到着した際には、自動的に登録され、すぐに利用可能な状態となっていました。
ILIVのMacは主にデザインチームで使用されており、加えて写真撮影、品質管理、オフィス業務に利用されるiPhoneやiPadも導入されています。
すべてを一元管理することで、ITは必要なアプリをワンステップで展開可能となりました。Adobe Creative Cloudや業界特化型のデザインソフトウェアも自動でインストールされ、これまで手動対応が必要だったベンダー提供のインストーラにも対応しています。さらに、Microsoft 365アプリはモバイルデバイス全体に適用され、すべての従業員が初日から同一の標準環境で業務を開始できるようになりました。
従来はすべて手動でのセットアップでしたが、現在では一貫性があり、再現可能な運用が実現されています。
セキュリティはもともとILIVにとって重要な優先事項でした。過去にインシデントを経験しており、経営陣は同様の事態を繰り返さないという強い意志を持っていました。
その経験を踏まえ、全ユーザへのMFAの導入、イミュータブルバックアップの実施、デバイスの暗号化など、セキュリティ体制の強化が進められました。Iruの導入により、ITチームはMacだけでなくiPhoneやiPadを含む全デバイスに対して、暗号化、パスワード要件、アップデート設定といったポリシーを一貫して適用できるようになりました。
最近では空港でデバイスが紛失する事案がありましたが、Iruを通じて即座にロックダウンを実施し、データ漏えいのリスクを防止しました。アプリのインストールも承認・管理のもとで行われるため、業務のスピードを損なうことなくリスク低減を実現しています。
月に一度ログインするかどうか、場合によってはそれ以下ということもあります。一度設定すれば、その後は手をかけずに運用できることが、私たちにとって不可欠でした。
Will Bolton
シニアITテクニシャン
デバイス管理の導入により、ILIVは手動によるセットアップから、予測可能で再現性のあるワークフローへと移行しました。新しいMacデバイスはApple Business Managerを通じて登録され、デザインアプリ、Microsoft 365、セキュリティ設定が自動的に適用された状態で、すぐに利用可能となります。
デザイナーが自身でツールをインストールしたり、ITがリモート接続して対応するのを待つ必要はなくなりました。セキュリティ設定の更新、新しいソフトウェアの展開、プリンター設定の変更といった対応も、ITチームが一元的に数分で実施できるようになり、従来のようなやり取りやトラブルシューティングに頼る必要がなくなりました。
2名体制のITチームにとって、この変化により日常業務の負荷を増やすことなく、より広範なIT環境の強化やコアシステムの統合、セキュリティ向上に注力できるようになりました。
ILIVのIT戦略は、継続的な手戻りなくスケール可能な、安全かつレジリエントな環境の構築に重点を置いています。Iruの導入により、デバイス管理は標準化され、登録、アプリ展開、セキュリティにおいて一貫したアプローチが確立されました。これは、システム統合を進める同社の取り組みとも整合しています。
事業の成長に伴い、新しいMacデバイスは常に同じ方法で配布・登録され、必要なアプリやセキュリティ設定も自動的に適用されます。この一貫性により、ITチームはプロセスを見直すことなく、また運用負荷を増やすことなく、より多くのデバイスを効率的にサポートできるようになります。