Sisenseの7名のITサポートチームを率いるJeremy Armstrongは、これまでに大きな変革を主導してきました。過去2年間で、WindowsからMacへの移行、そして従来のAppleデバイス管理ソリューションからIruへの移行という、2つの大規模なプロジェクトを牽引してきました。
Sisenseは、完全リモート体制への移行をきっかけにMacへの切り替えを開始しました。それまで多くの従業員は、オンプレミスのActive Directoryに紐づいたWindows端末を使用しており、例外は一部の経営層やVPに限られていました。突然のフルリモート移行に伴い、「Macデバイスの導入を検討し始めました」とArmstrongは振り返ります。
Macへの移行を決断したことで、もう一つ見直すべき点が浮かび上がりました。すでにMac管理用のMDMソリューションを導入していたものの、そのツールは期待通りに機能していませんでした。
「そのプラットフォームでは多くの問題が発生していました。動作が不安定で、標準のデバイス登録もうまく機能せず、さまざまな不具合がありました。」こうした課題や導入の複雑さから、急増するMacデバイスの管理をそのまま任せることには大きな不安がありました。
「ITチームは7名で、従業員は800人以上います。だからこそ、チームの効率を最大化することが重要です。パッケージの更新に半日以上かかり、サポートチケットも頻発するようでは、効率的とは言えません。」
新たなMacデバイスの展開と使いにくい管理ツールの組み合わせにより、この時間的な負担はさらに増大する見込みでした。
ITチームは7名で、従業員は800名以上います。私の目標は、チームの効率を最大限に高めることです。
Jeremy Armstrong
ITサポート チームリード
さらに、急速に分散した従業員へMacデバイスを設定・発送するという課題もありました。ITメンバーの自宅にデバイスを送付し、1台あたり少なくとも30分かけてセットアップを行っていました。デバイス登録の失敗も多く、その場合はITチームが手動でパッケージやアプリをダウンロード・インストールする必要があり、大きな負担となっていました。
また、既存のデバイス管理ソリューションのテクニカルサポートも十分とは言えませんでした。「問い合わせても、ほとんど前に進みませんでした。」
「オンラインコミュニティを利用するように案内されるばかりでしたが、フォーラムで質問している時間はありません。」
Jeremy Armstrong
ITサポート チームリード
「オンラインコミュニティを利用するように案内されるばかりでしたが、フォーラムで質問している時間はありません。サポート担当なのですから、なぜこの問題が起きているのかを知りたいのです。」
「それが最終的な決め手になりました。」
幸いにも、Armstrongの上司はITチームに大きな裁量を与えていました。「方針は基本的に私とチームで決めています。」とはいえ、Iruへの切り替えを提案した際には、上司からは慎重な反応がありました。「え、本当に?なぜ?」という反応でした。
背景には、過去に経験したWindowsデバイス(約150台)の管理移行がありました。「全社員と1対1でZoomミーティングを行う必要があり、本当に大変なプロジェクトでした。」そのため、同様のことを500台のMacで繰り返すことに、上司は強い懸念を持っていました。しかしArmstrongは提案を続け、最終的にIruへの移行の承認を得ることができました。
実際に移行を開始すると、Iru Migration Agentにより想像以上にスムーズに進みました。スイッチを入れて移行を開始すると、「デバイスが次々とIruに流れ込んできました。最終的に500台以上をほぼ手動対応なしで移行でき、本当にスムーズでした。」と振り返っています。
合計で500台以上のデバイスを、ほぼ手動対応なしで移行でき、本当にスムーズでした。
Jeremy Armstrong
ITサポート チームリード
新しいMacデバイスの導入は、現在ではシンプルかつ迅速に行えるようになりました。海外拠点では完全なゼロタッチ導入が実現されており、米国では「ホワイトグローブ」と呼ばれる方式を採用しています。これは、ITチームがデバイスを開封し、登録後にすべてが正しく設定されていることを確認した上で出荷する方法です。
「新入社員が10〜15名程度のグループになることが多いため、万全の状態で渡せるように一手間かけています。そうすることで、オンボーディングのZoomミーティング中に『Slackにサインインできない』といった問題が起きないようにしています。」
Iruと従来のソリューションとの違いは明確で、「今はただ問題なく動く」という点です。2021年には、この方法で400名以上のオンボーディングを実施しました。
オンボーディングが完了した後は、Iruによる運用はほぼ手動対応を必要としないとArmstrongは述べています。
Iruのサポートチャットに入ると、すぐに監査・適用用のスクリプトが手に入ります。
Jeremy Armstrong
ITサポート チームリード
「Auto Appsが自動で処理してくれるので、その点については特に気にしていません。カスタムアプリやスクリプトはいくつか更新していますが、オンボーディング後はほとんど手をかけていません。」
必要に応じてスクリプトが必要な場合でも、「Iruのサポートチャットに入れば、すぐに監査・適用用のスクリプトが手に入ります。」
「5分で設定して完了です。そのまま次の作業に移れます。」
Armstrongによると、新しいMacのセットアップに関してだけでも、ITチームは毎月少なくとも丸2日分の工数を削減できています。また、アプリは常に最新の状態に保たれ、ITチームの全メンバーが必要なときに安心してIruを活用できるようになりました。