課題
Family & Children’s Servicesでは、臨床スタッフおよび患者が常に接続を維持できるよう、iPadOSおよびiOSデバイスを支給しています。臨床スタッフはMicrosoft 365などの生産性アプリを利用し、患者はDoxiなどの遠隔医療アプリをインストールして、セラピストとの連絡を維持しています。
Iru導入前、ITチームはMicrosoft IntuneおよびVerizon MDMを使用していましたが、以下の課題がありました:
- 信頼性の欠如: Microsoft IntuneやVerizon MDMを通じてiPadOSおよびiOSデバイスに送信されたコマンドが、安定かつ一貫して実行されない状況がありました。ITチームはデバイスの特定や管理に苦労し、一部のデバイスはコマンドに応答しないこともありました。
- データの不正確さ: Microsoft IntuneおよびVerizon MDMの管理画面に表示されるデータの精度が低く、デバイスがチェックインや情報更新を行わないケースが頻発しました。その結果、データが古い状態となり、可視性を確保するために多くの手動対応が必要でした。
- 直感的でないインターフェース: Microsoft IntuneおよびVerizon MDMの操作画面は分かりにくく、日常的な業務に余計な時間とストレスを要していました。
これらの課題により、少人数のITチームにとってモバイルデバイスの管理およびセキュリティ確保は困難であり、特にデータセキュリティが極めて重要な医療環境において大きな問題となっていました。
ソリューション
ITチームは、iPadOSおよびiOSのモバイルデバイス管理をIruへ移行することを決定しました。特に以下のIruの機能が有用でした:
- Iru Self Service: ITチームは、企業利用および個人利用において安全と判断したアプリをユーザ向けに提供できるようになりました。
- Iru Blueprints: デバイスへのリソース割り当てが容易になり、従来のMDMで使用していた「グループ」ベースのワークフローを置き換えることができました。
- Iru Lost Mode: 利用者や臨床スタッフがデバイスを紛失するケースがあり、HIPAAの対象となる機微な患者データが含まれることから、重大なプライバシーおよびコンプライアンス上の懸念がありました。IruのLost Modeにより、ITチームは紛失デバイスを即座にロックし、位置を追跡し、データが失われる前に回収できる可能性を高める、スケーラブルで一元管理された対応が可能になりました。
Iruにより、デバイスが紛失した場合でも、その状態について安心して把握できるようになりました。
Raymond Cruz
ITクライアントサポートアナリスト
- Iru Wallpaperにより、ITチームはBlueprintごとに異なる壁紙を割り当てることが可能になりました。これにより、例えば支給されたiPhoneには、ロゴや連絡先を含む統一された組織ブランドの壁紙を設定することができました。
成果
Iruへの移行により、以下の成果が得られました:
- 応答性の向上と工数削減: IruによりITチームの対応速度と効率が向上しました。MDM関連業務にかかる時間を約30%削減できたと見積もられています。
- 自動化の強化と直感的なインターフェース: Iruでは、新しく採用されたIT管理者でも1,000台以上のiOS/iPadOSデバイスを容易にサポートできました。
- 信頼性の向上: Iruは従来のMDMソリューションと比較して、コマンド実行およびiOS・iPadOSデバイス管理においてより高い信頼性を発揮しました。
- データ精度の向上: デバイスのチェックインがより安定し、データの鮮度が向上しました。これにより、より少ない工数でデバイス全体の状態を正確に把握できるようになりました。
- デバイス管理の容易化: Iruを利用することで、iOSおよびiPadデバイスの管理、設定適用、セキュリティ対策の実施が大幅に簡素化されました。
- 迅速な習熟: Appleデバイス管理の経験がない状態からでも、ITチームはIruを短期間で習得しました。導入から2週間以内に、iOSおよびiPadOSデバイス管理を十分に行えるレベルに到達しました。
1週間でIruに十分慣れ、2週間目には完全に使いこなせるようになりました。
Raymond Cruz
ITクライアントサポートアナリスト
結論
Iruへの移行により、ITチームのiOS/iPadOSデバイスの管理およびセキュリティ対応能力が向上し、行動医療サービスを提供するという組織のミッションをより効果的に支援できるようになりました。
また、データセキュリティと効率的なデバイス管理が極めて重要となる医療環境において、使いやすく信頼性の高いMDMソリューションの重要性が改めて強調されました。